絹本着色
2011年09月21日
あふちの花・大伴旅人の若き妻の図
妹が見しあふちの花は散りぬべし
わが泣く涙いまだ干なくに (万葉集 山上憶良)
百奇夜行展のために、引越し以来仕舞いっ放しの大作(50Mでも私にとってはかなり大きい)を押入れから出して久しぶりに開封。もしかしてカビだらけ?など気になっていたけれど、桜姫も道成寺/花子もとてもきれいな姿?で出てきました。もっともこんなに怖かったっけ?と自分でも新鮮な驚き。
古いのは10年以上前の作なのでやっぱりエネルギーがあったのか我ながらよくもここまで・・と想ううくらいびっしり描き込んだ作品ばかりです。
中でもこの「あふちの花」は万葉集をテーマにした公募展向けに急いで仕上げた記憶があって、落選で帰ってきたらそのまま開封もせず写真もとらず押入れ行きに・・。
今回久々の対面でびっくり! 結構な密度で描き込んでいて妙な負のエネルギーがあってとても喜翔らしい作品でした。
かわいそうに・・。長いこと封印していてごめんねの気分です。
早速新しい箱を注文してホームページにもアップして・・さて当面発表の予定はないのでやっぱり押入れ行き?
SHOPで販売ページをつくったらそれなりに人に見てもらえるけれど。あまり縁起のよい画題ではないし・・
とあれこれ悩ましいことです。
2011年09月03日
美人画「花と身紛ふ」販売開始しました。
美人画の在庫がなくなって久しい状態でしたが、
やっと1点だけ新作をアップしました。
花見の宴の御殿女中を描いた「花と身紛ふ-はなとみまごう」です。
2011年版美人画カレンダーの準備として下図を描いていたものを仕上げました。
途中で廃版が決まったので
実質的には、最後のカレンダー用美人画といえる作品です。
販売ページはこちら→美人画「花と身紛ふ」販売ページへ
2009年06月19日
新作美人画販売開始/旧作30%OFF!
カレンダーの原画として、2008年秋に制作した美人画を販売開始しました。
それぞれに個性的な美人揃いです。
毎年秋に月に2点のペースで完成させて、撮影のために原画を納品します。
ゆっくりと客観的に見る間もなく、締め切りにあわせてあたふたと収めてしまうので
撮影や印刷の原画としての役目を終えて帰ってきた絵に久しぶりに会うと
とても新鮮です。
欠点もよく見えるので、しばらくの間ちょっとへこんだりもしますが見慣れてくると、だんだんに愛着がわいてそれぞれにかわいらしく
思えてきます。
特にあまり美人じゃない子には、
・・でもなかなか愛嬌がある・・とか、・・着物の色合いがとても愛らしい・・
とか言いわけがましく、いいところをさがしてしまいます。
▼画像クリックで拡大
新作美人画販売ページはこちら→
父の日のプレゼントにも・・。
旧作美人画30%OFFセール実施中!!→
それぞれに個性的な美人揃いです。
毎年秋に月に2点のペースで完成させて、撮影のために原画を納品します。
ゆっくりと客観的に見る間もなく、締め切りにあわせてあたふたと収めてしまうので
撮影や印刷の原画としての役目を終えて帰ってきた絵に久しぶりに会うと
とても新鮮です。
欠点もよく見えるので、しばらくの間ちょっとへこんだりもしますが見慣れてくると、だんだんに愛着がわいてそれぞれにかわいらしく
思えてきます。
特にあまり美人じゃない子には、
・・でもなかなか愛嬌がある・・とか、・・着物の色合いがとても愛らしい・・
とか言いわけがましく、いいところをさがしてしまいます。
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2009年05月13日
美人画新作「重陽-菊の節句」
2010年版の美人画カレンダーのために昨年秋に制作した原画が帰ってきました。
あわただしく納品してしまうことが多いので、久しぶりに再会すると自分が描いたものに見えず新鮮です。
菊の節句「重陽」の日のために菊の花に着せ綿をする宮中の若い女官の姿をイメージしたこの作品は、少し現代的な顔立ちにちょっとした「すごみ」のようなものがあって、作者としては一番のお気に入りです。
京都文化博物館版「京の五節句」によると
菊の節句「重陽」は旧暦9月9日、菊の花によって邪気を祓う行事。菊花を浮かべた菊酒をのみ、蒸し栗を食べ、菊花にかぶせた菊の露で体をぬぐい長寿を願った。宮中ではこの日、菊花とぐみの枝を袋に挿したぐみ袋を5月の端午の節句にかけた薬玉とかけかえる・・・・とのこと。
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喜翔おひめさまSHOPはこちら→