河津桜
2017年03月06日
春の作品展のご案内

昨秋から脳腫瘍を患って認知症の症状と体の急激な麻痺に苦しんだ父が、87才目前の2月8日に幸いにもとても穏やかに亡くなり、明るさと静けさと華やかさが共存するこの早春は人がきれいさっぱり人生を終えるのににふさわしい季節だと感じます。
花好きの父が植えて畑の横で並木に育ったピンク色の河津桜が今満開をすぎて、樹の下を通ると小型の蜂の羽音がうるさいくらい・・。ヒヨドリやまだ鳴かないウグイスも毎朝やってきます。
本格的な春はもうすぐ。
絵を描く時間がとれなくてカレンダーの原画として描いた作品ばかりではありますが、春の作品展に新旧9点の四季折々の江戸風俗美人画を出品いたします。
タイミングが良ければ桜の花もちらほらのこの春の3連休に
国立市の画廊巡りはいかがでしょうか?
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生活を飾る・彩る 創作家展 Vol.1
■会場 東京都国立市 アートスペース88
■会期 3月16日(木)〜21日(火)
■時間 11:00〜18:00(最終日16:00まで)
DMカラー面はこちら→
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2016年03月16日
ベランダが春めいて

九州の南国とは言え夜は0℃以下まで冷え込むこともあるここ八代地方もやっと春めいてきました。
昼間日が射すと20°C近くまで上がるその寒暖差のせいか、ベランダガーデニングの花たちは少し変。
ミニではないはずのチューリップは葉からいきなり大きい花がついたみたいで茎が伸びず、地植えの水仙も小ぶりです。
前に描いた少女画のアネモネによく似た花色に惹かれて植えた青のアネモネは雪が降って−5℃まで下がった1月の寒波(今年81歳の母に言わせると生まれて初めて経験した寒さとのこと)の直後1月末には一番花が開花。
今も次々開花しています。冬の寒さにあたらないと開花しないとのことなので今年の寒い気候があっていたと思われます。
そういえば同じく寒さにあたらないと開花しないという河津さくらも今年は2月中旬、例年より10日くらい早く咲いていました。
気楽にベランダガーデニングをやっている私と違い、この20年ほどで気候が変化したせいで花も野菜も果物も植え時、収穫時期が難しく、露地栽培では成り立たず多額の設備投資が必要なハウス栽培でも台風や猛暑冷害とリスクが大きく、まわりの農家の苦労は素人の私にも想像できます。
20年ほど前まで80パーセントくらい農家だったこの地域でも農業を続けていこうという若い人はとても少なくて、日本の食糧は大丈夫??あと10年たったら日本中で稲作されなくなった田んぼはどうなるの??と本気で心配しています。


これはこれでかわいいけれど・・

2月20河津桜

1/24雪のベランダ

アネモネ

グリム幻想「アネモネ」
2015年03月09日
河津桜が今年も満開

3月になっても朝冷え込む日が多く晴れた日が2日と続かないので畑の野菜も道端の菜の花もひょろひょろと成長が遅いようです。
昨年と同じく、3月になったら焦って開花した河津桜。きれいですが、寒さのせいか昨年より花色が少し白っぽい印象です。
それでも十分目立つのか、庭に鳥がたくさんやってきます。
モズ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、カワラヒワ?・・名前を知らず図鑑で調べた黄色いやや大きいくちばしのイカル??
そしてちょっと前にはカワセミが・・!
父が川で捕ってきた鯉を入れている庭の小さな水路(池と呼べるほど立派なものではない)の上のもみじの枝に止まっては水面をうかがっている様子・・。
野生のなんの変哲もない黒い鯉が、贅沢にも錦鯉用の餌を与えられ巨大化し狭い水路でうようよしているばかりなので2〜3日したら餌がないことが分かって来なくなりました。
残念!!
夕方散歩する農道沿いの用水路の上を水面近く滑空するきらきらのブルーの羽根は何度か見たものの
木に止まっている姿をほんの2mほどの身近に見たのは初めてだったのに写真に残すこともできなくて・・。
散歩の途中には他にもいろいろ・・
冬の間ころころに太っていて春になったらスマートになってきたハクセキレイ、もともとスマートだった黄セキレイ
用水路から白いお尻(尾羽?)を見せて飛び立つ・・たぶんクサシギ?。
飛び立つ練習をしているらしき若鳥を交えた鴨の集団、冠毛が生えて男前になってきたアオサギ・・などなど楽しみがいっぱいです。
昨年の5月頃には川沿いの田んぼにつがいのキジも。こちらは夏の草刈で土手の萱類がなくなったら見かけなくなりました。
どれもスマホでしかも私の撮影技術ではまったく写真にとらえることができず、一人の散歩では誰かと驚きを共有することもできないけれど・・ひとりじめ感があってとても贅沢な時間です。
3月になって作業に入った2017年版カレンダーの美人画には、梅に来た鶯ならぬ2羽のメジロを描いています。
お正月に3か月の孫が、寝かされたソファからむにゅむにゅ機嫌よく窓を見上げていた時、突然モミジの枝に十数羽の集団で訪れてちゅんちゅんおしゃべりしていたメジロ。
神様のプレゼント??かと思った感激のシーンです。

昨年よりもやや白っぽい河津桜

昨年ほどボリュウムのない菜の花

蓮華がぽつぽつ開いています


