夏草

2017年07月26日

雑草園

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散歩中に線路脇や農道から拾ってきた種や株をベランダで芽だし成長させて「雑草園」と名付けた畑に移植しています。ススキ、苧麻(お・ちょま・ラミー麻)、スミレ、オドリコソウ、草イチゴ、ガガイモ、ヒメジョオン、コマツヨイグサ、野菊(ヨメナ)、ヨモギ、キツネノアザミ・・・園芸種の種が運ばれてきたのか農道にぽつんと生えたミニヒマワリやバーベナも田植え前には除草剤で一掃されてしまうのので抜いてきて育てて移植。
人が見たらただの草を一生懸命育てているだけなので、少しテーマ性を持たせようと絵の資料にもなる古来の秋草、萩や桔梗、カワラナデシコ、フジバカマも苗を購入して和のゾーンに。

空いた畑の雑草&虫対策の目的もあるので、九州の夏の日差しと乾燥に負けずどんどん増えるハーブ類も植えて雨の少なかった5〜6月中旬まではすこし「園」らしくなってきたかな〜と思っていたけれど・・

梅雨入りから7月に入っての台風、集中豪雨でたっぷりの雨を蓄えた「雑草園」はまさしく急成長の雑草に埋もれてしまい、先週から朝夕1時間ずつ蚊と戦いながら除草中です。
別庭で返り咲き・四季咲きの花がぽつぽつの薔薇には毎日カナブン、コガネムシ、バッタ、カマキリ、かたつむりも来て・・・果てしなさにため息がでます。
・・でも今更雑草除けの無粋なビニールシートで被う気にはなれず・・・

萩の花が咲く秋を楽しみに・・今半分済んだところです。

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暑さに弱いキキョウは萩の木陰に最近植えて最初の開花。青のフジバカマは強健。カワラナデシコは湿気に弱い様子。
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昨年実を見つけて長い毛のついた種から芽だししたガガイモはもうすぐキモカワイイ花が咲きそう
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野菊はどんどん増殖中。秋咲と思っていたら4月頃からずっと咲いています。
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春に野茨と同じ花を咲かせて赤い実をつけた草イチゴ。これもどんどん増殖中。
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苧麻 古代(卑弥呼の時代?)から木綿が一般に流通する江戸初期まで、庶民の女の子達は自分で紡いで自分で織って花や草で染めて何年も着る帷子(かたびら)に。昔ながらの手間暇で織られる高級紬越後上布もこの植物から。「戦争末期、学校からラミーを採りに山に行ってた」と母がよく言ってます。関西では皮をむいた白い茎をスーパーで売っていて、おがらとしてお盆の迎え火送り火に焚きますね。
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採ってきた年にベランダで咲いた花は直径4cmほど。種をとって芽だしして地植えにした去年は直径20cm。ミニひまわりなのか定かではありません。
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蛍光色の花がかわいいコマツヨイ草は2〜3株から増殖中。大き目のマツヨイ草も今田んぼ脇に咲いているけれど増え過ぎが怖いので移植は取りやめにしました。
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父が植えた強健で乾燥に強いコスモスが結局ここの気候に一番合っているようでほったらかしでも勝手に広がり、たぶん母が野菜を作らなくなったらすべてコスモス畑になってしまうでしょう。




kishol3 at 12:07|PermalinkComments(0)