伽楽

2018年11月23日

秋の作品展のお知らせ

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春に引き続き、東京自由が丘で本日11/23(金)から12/2(日)まで作品展を開催いたします。

2019年版美人画カレンダー「喜翔」の初公開原画6点の他に・・
2020年版カレンダーの原画制作真最中のため干支のネズミを描いたりの合間に制作し、なんとかかんとか搬入のための発送前日に仕上がったのが大正浪漫「アネモネ」です。

※裏打ちなしでの展示なので予約のみ受け付けています。

一昨年からベランダや庭で育てているアネモネ。かなり寒い早春に咲く青い花が気に入って描きたいとずっと思っていて、たしかギリシャ神話の美少年にまつわる話があったと検索するととても面白い・・というか呪われたというかアドニスが複雑な経緯の近親相姦により生まれた話やら、例によってエロスのしでかしでアフロディテが美しい少年の虜になってしまう話、冥界の王の妻が絡んだ三角関係やら素敵な話がいろいろ。

でもアフロディテの忠告に耳を貸さず奔放に振る舞う少年が、嫉妬した軍神アレスの放った猪に刺されて死んだ血の海から咲いたのは赤花で・・・私が描きたいのは青花で・・はらりと落ちる花びらの風情から風の花と呼ばれてるとか、、あれこれ取り留めなく空想したり困ったりしながらできた絵はそのままの取り留めなさがでてしまった感じです。

まとめあげる集中力がなかった??・・そんなものは必要ないのかもとこの頃思っていて・・。
いつも下図の勢いや面白さが本画で失われてしまうのはきれいな印刷上りを求められる広告のイラストレーターとして生きてきたことの弊害かもしれません。今回最初に描いた落書きの顔から印象が離れてしまったのは反省点です。

絹に描き始めて「浪漫画」と名付けたのはこんな取り留めのない空想から絵が生まれるからで、アネモネの写真を撮ってみたり蕾がおもしろいと軽くスケッチしてみたり、百均のスケッチブックに楽描きしていてたまたま「なんか引っかかる顔」ができて、、それに合う線をたくさん引いていたら、どこも見ていない顔に風に舞う赤い花びらのイメージがくっついて・・

なんやかや迷いながらも私のアネモネになりました。今回漏れてしまった(空想の)きれっぱしはしまっておいていつか美少年アドニスを描きたいものです。

2017年に制作したカレンダーの美人画の方も少しロマンチックな仕上がりです。
絹の傷が原因でかなり値引きした作品もあります。

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紅葉の季節に重なってしまいましたが、ぜひ画廊へもお立ち寄りください。

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DM宛名面



kishol3 at 03:31|PermalinkComments(0)

2016年11月26日

秋の作品展開催中です

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せっかくの紅葉の季節もばたばたと慌ただしくしていてすっかり告知が遅れてしまいましたが、東京都国立市で作品展に出品中です。

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絹本着彩日本画 喜翔×伽楽 銀游飾師
+Atelier Lefas新鋭作家展

会期:11月24日(木)〜29日(火)12:00〜18:00※最終日17:00まで
会場:国立市アートスペース88
詳細はこちら→http://ohimesamashop.ocnk.net/data/ohimesamashop/image/tokusyu/16DM.jpg

追記◆12/6(火)まで佐藤ルイ展に追加展示中です◆SHOPとiichiでの販売は12/10からとなります

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長々と気取ったタイトルになっておりますがその実態は・・
シルバーアクセサリー作家の弟「伽楽」と主催する彫金教室アトリエ ルフェの新鋭の作家さんたちの販売を兼ねた作品展に「壁面が空くから・・」という理由で、喜翔が参加するという企画です。

2016年の新作おひめさま「いばら姫」を中心に「囚われの王子」小品「アネモネ」他に美人画カレンダーの原画5点合わせて8点ほどの展示ですがこの土日、近郊の方は晩秋の国立市の散策をかねてぜひお立ち寄りくださいませ。

さて、いばら姫。
ずいぶん前から顔の下図だけできていて温めていたというか放置していたというか・・・
徐々に出来上がってきたイメージは、野茨絡まり生い茂る(中には姫を救おうと挑んだものの朽ちはてた王子たちの屍が・・怖)お城の塔のてっぺんの小部屋で棺(ひつぎ)のような黒い糸箱の中で眠る15歳のままの姫君。

お話は
長く子のなかった王と妃の元にカニのお告げで生まれた待望の姫君。
1歳の誕生日の祝いの席に金の食器が12枚しかなかったために一人だけ呼ばれなかった仙女(魔女?)がひがんで宴の終わりに放った呪いによって15歳の死を宣告されるも、12人の仙女のうち一人残っていた仙女の魔法の救済により死ぬのではなく100年眠ることに・・。
グリム童話に収録された昔話なのでいろいろつっこみどころは満載ですが、大好きなエロール・ル・カインの絵本を改めて開いてみると15年後、たったひとりお城を散策する姫が好奇心にかられのぼった塔のてっぺんの小部屋に麻糸を紡ぐ魔女がいて、糸車のくるくる回る錘(つむ)に指をさされてそこにあったベッドに倒れこんだ・・・ん?・・あ〜?やっぱりベッドが置いてあったのか〜・・・

ということで、出来上がっていた「紡いだ亜麻糸を保存する棺のような箱」のイメージを手放すかどうか散々まよったあげく、ま・いいか!ということで「糸箱の中のいばら姫」になってしまいました。

黒い糸箱の少し開いた蓋の隙間から金髪がのぞき、開けると中から遺体のように眠る15歳の姫君・・ちょうど100年めに訪れた王子の目の前でみるみるほほが桜色に色付き・・という妄想です。

いつもながら思い通りに仕上がったとはとても言い難いのですが・・。
ちなみにバレーシューズのような靴はエリザベス1世の寓意画の一枚からデザインを参考にしました。処女王と呼ばれたやや硬いイメージの彼女がフェミニンなかわいらしい靴(室内および庭履き?)を履いているのが意外で記憶に残っていたのです。

ouzi-gaku
geane
hshanafu3ss
kami3ss
dokusyo1s
bitatutahime-s
sira3ss囚われの王子
アネモネ
花ふぶき
洗い髪
読書
竜田姫
しらさぎ


kishol3 at 00:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0)