つまべに

2012年06月13日

爪紅 つまべに つまぐれ つまぐろ

dotumabeni-s


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いさかいしたるその日より
爪紅の花 さきにけり
TINKA ONGO の指先に
さびしと夏のにじむべく

           北原白秋

TINKA ONGO =小さい女の子?

つまべにと読むと思い込んでいたのですが、上の詩にツマグレとルビがあって思い出したことがあります。

近所のお姉さん達に教えてもらって爪を染めていた鳳仙花のことを熊本の田舎ではツマグロとよんでいて、
真っ赤に染まるのになぜクロ(黒)なんだろう・・・・・と子ども心に疑問に思っていたのです。

白秋は同じ九州の柳川の人なので、少し似ているツマグレ。
爪紅→ツマクレナイ→ツマグレ→ツマグロだったんだと気付いて50年来の疑問が解けて、スッキリ!です。

ちなみに、絵と違って爪を染めるときは
鳳仙花の花をつんで、スベリヒユの葉をまぜて大きめの石でたたいて潰し、汁っぽくなったものを爪の上にのせラミーとよんでいた苧麻の葉で包んで縛り、しばらくおきます。(1時間以上?)

かなり真っ赤に染まり、一週間以上とれなかったような・・・おぼろげな記憶です。




kishol3 at 00:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0)