2015年05月
2015年05月09日
雑草園化計画進行中
カナムグラ
入園前の幼児期、いつも遊んでくれた隣のおねえさんがままごと遊びの時「さあ ご飯ができましたよ〜」と言って傍らの地面から取り上げた一叢の雑草の、露に濡れた葉のきらきらした画像が50年以上たった今も脳裏にあって、ふと現れます。
そのせいなのか毎日同じコースをウォーキングして厭きないのは、野の花、雑草、雑木好きのせいです。
毎年勢いのある植物が変わるようで、今年4月は田の畔にも農道端にもアメリカフウロとマツバウンランがそこいら中はびこっていて、今はつる植物に交代中。
葛やヘクソカズラ、ヤブガラシ、カナムグラ、ガガイモ、ヒルガオの蔓が枯れた芦やススキに絡まってぐんぐん伸びて、ヨモギや苧麻(チョマ/ラミー麻)の葉っぱが白い葉裏を見せて風にゆれています。
マツバウンラン
アメリカフウロ
苧麻(ラミー麻)
葛
線路脇の野茨は4月末に花が開いて若いシュートがたくさん伸びて勢い盛んです。
3月末に少し早いかなと思いつつ先っぽの葉枝を何本か切って持ち帰り、ポットの土に挿して雨のあたる日蔭に1か月放置。5月の連休終わりに抜いてみると4本から根を出していたので鉢に植え替えました。
その前にはやはり線路脇でひっそり群生していたオドリコソウを1株持ち帰って庭の片隅に移植。
5月連休明けにはキツネアザミをやはり移植。
農村地帯のこのあたりは夏前には一斉に除草剤散布があり、お気に入りの花もすぐになくなってしまいます。農地整理で田んぼは碁盤の目状で広く、球磨川から引かれた農業用水が張り巡らされています。
農作業はとても効率的だけれど、子供の頃遊んだ小川はなくなり、蛍もタニシ(ピンクの卵のジャンボタニシは健在)もめだかも見当たりません。
用水路は今も拡張中でほんの少し残っていた自然の川もどんどんコンクリートで固められつつあり、半年前には蒲(ガマ)を工事前に移植しておけばよかったと後悔したところです。
さすがに蔓植物は庭中畑中覆い尽くしてしまいそうなのでがまんしていますが・・、
用水路のコンクリート溝から生えたのを先日発見した桑も挿し木して、できれば数が少なくなったススキも移植したいところ。
桜や紅葉や花菖蒲、つつじと王道の木や花の手入れに余念がない父の傍らで
少しずつ少しずつ・・若いころからの夢、雑草園化計画が進行中です。
線路脇の野茨(こんなに大きい株は珍しくなりました)
野茨の花(4月末頃)
挿し木で根が出たのでポットに移植(5月6日)
オドリコソウ
用水路のコンクリート溝の土溜りから生えた桑の木(鳥が食べた実の種から生えたものか?)
おひめさまシリーズ新作は「いばら姫」。やっと顔の下図らしきものができました。