2010年01月01日
虎図
12年前の寅年用にに描いた絹本着色技法「虎図」です。
なんとかトリミングでごまかしていますが、今見るとずいぶん胴長の虎になってしまっています。
前年干支カレンダーの原画として紙本に7体虎図を描いていて、その中の1枚を表装に出したのがきっかけで、画商を兼ねるそのお店の依頼で描いた掛け軸用の「虎図」。奥行きの出し方、バックの竹の水墨的表現などずいぶん研究して、最後はこつこつと金色と黒の毛を一本一本描いていた記憶があります。
干支カレンダーに続いて、美人画カレンダーの原画を今度は絹に描くことになり、試行錯誤の末なんとか6点描いた後のことでこれから絹本着色技法を学んで自分らしい絵を描きたいと気負っていた時期の作品で、不出来な部分はあっても力強さだけは感じられます。
その後11年間、ずっと美人画カレンダーの原画を描いてきましたが、残念ながら今年2010年版を最後に廃番となってしまいます。
慣れすぎたことで作品が小さくまとまってしまっていると感じていた矢先のことなので、新しいことに挑戦するきっかけをもらったのだと思います。
12年前に、この虎図を描いたころの気概を取り戻して、絵を大きくしていきたいと願っています。
なんとかトリミングでごまかしていますが、今見るとずいぶん胴長の虎になってしまっています。
前年干支カレンダーの原画として紙本に7体虎図を描いていて、その中の1枚を表装に出したのがきっかけで、画商を兼ねるそのお店の依頼で描いた掛け軸用の「虎図」。奥行きの出し方、バックの竹の水墨的表現などずいぶん研究して、最後はこつこつと金色と黒の毛を一本一本描いていた記憶があります。
干支カレンダーに続いて、美人画カレンダーの原画を今度は絹に描くことになり、試行錯誤の末なんとか6点描いた後のことでこれから絹本着色技法を学んで自分らしい絵を描きたいと気負っていた時期の作品で、不出来な部分はあっても力強さだけは感じられます。
その後11年間、ずっと美人画カレンダーの原画を描いてきましたが、残念ながら今年2010年版を最後に廃番となってしまいます。
慣れすぎたことで作品が小さくまとまってしまっていると感じていた矢先のことなので、新しいことに挑戦するきっかけをもらったのだと思います。
12年前に、この虎図を描いたころの気概を取り戻して、絵を大きくしていきたいと願っています。
kishol3 at 03:38│Comments(0)│TrackBack(0)│